■デ・リフトの存在が大きい

 デ・リフトがいるから、デ・フライやダレイ・ブリント、ナタン・アケら最終ラインの選手たちは攻守で積極的に前に出てチャレンジすることができる。そうなるとフレンキー・デ・ヨングが中央でボールを受けてからターンをして自ら前に運ぶ場面も増え、ジョルジニオ・ワイナルドゥムが流動的に動き回り、FW陣が前でプレーして良さを発揮しやすくなる。

 良い攻撃は良い守備から、という言葉通り、デ・リフトの存在が全てを好転させてくれる。ファン・ダイクが不在の中、その存在感はとてつもなく大きい。

 19歳でアヤックスのキャプテンを任され、デ・ヨングらとCLで快進撃を見せたデ・リフトは、貫録のあるプレーを連発しているがまだ21歳だ。今後10年はオランダ代表に安定をもたらしてくれる。7年ぶりに檜舞台に立ったオランイェの未来は明るい。

 

■試合結果

オランダ 2―0 オーストリア

■得点

11分 メンフィス・デパイ(オランダ)

67分 デンゼル・ダンフリース(オランダ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4