■不利な状況で受けてくれたガーナには感謝するほかない
惜しむらくはこの日のガーナが「トップ選手は来れなかったし、コンディションは日本と比べものにならない」と監督が言うほど状態が悪く、90分集中して戦いを続けること自体が困難だったことだ。
選手たちは大差になったことや田中らに中盤を制圧されたことに対しても苛立ったが、スリップしてしまったり、意地を見せようとしても体が気持ちについて行かずに思っているプレーとずれが生じてしまったりしたことで、その苛立ちが加速して時間と共に判定への不満やラフプレーが増えるようになってしまった。とはいえ、それは仕方のないことだ。こういう状況の中で日本までやってきて試合をしてくれたことにただただ感謝するしかない。
遠藤だけでなく田中がどこまで強い相手に通用し、このチームがどこまで強くなるのか。ただの大勝というだけでなく、しっかりと今後を期待させてくれる試合だった。
■試合結果
U24日本代表 6―0 U24ガーナ代表
■得点
16分 堂安律(日本)
39分 久保建英(日本)
45分 オウンゴール
48分 相馬勇紀(日本)
56分 上田綺世(日本)
89分 三笘薫(日本)