「堂安『さん』も久保『さん』も怖いので。長友はビビってる、って書いておいてください」
年齢的にも積み重ねたキャリアから見ても、すっかりベテランとなった長友佑都は、そう言って笑った。
日本代表は3日、U-24日本代表と対戦する。中止となったジャマイカ戦の代替試合となるチャリティマッチに臨むのだ。
長友は5月28日のミャンマー代表とのワールドカップ・アジア地区2次予選でフル出場。U-24代表戦でも出場すれば、堂安律や久保建英らと対峙する可能性がある。そんなひとまわり以上も年齢が離れた選手を「さん」づけで名前を挙げて、「とても怖い」と話したのは陽動作戦なのだと長友は笑う。「ちょっと長友ネガティブになっているという隙を見せながら、相手が来たとこをバチッと止めてやろうかなと。言っちゃったら心理作戦になりませんけど(笑)」。
だが、負けるつもりなどさらさらない。マルセイユでは日ごとにコンディションが上がっており、「このくらいのコンディションだったら、日本代表でしっかり勝負できる、活躍できるというのは自分自身で一番分かっているので。自信はあります」と言い切った。