■5月26日/J1第16節 湘南ベルマーレー川崎フロンターレ(レモンガス)
川崎が湘南を相手に引き分けた試合は、2つの記録がかかった試合だった。
一つは、鬼木達監督の指揮官としての100勝がなるかというもの。ちなみに、監督として史上最速の3ケタ勝利は次節に持ち越しとなった。そしてもう一つが、開幕からの無敗記録だ。2015年に浦和レッズが記録した「19」に、川崎は並ぶことに成功。引き分けたために笑顔はなかったものの、間違いなく偉業に達した。
そんな試合で、“珍事”があった。試合前のピッチ内ウォーミングアップの際、カメラマン席に珍しい姿があった。Jリーグの村井満チェアマンだ。しかもしっかりとカメラを持って、川崎の練習を見守っていた。カメラマン席に向かうまでサポーターの前を通り、ボールボーイやチームスタッフ、報道陣の前を通っているのだが、ほとんどの人が気づかない。マスクが顔を大きく覆っていることもあるが、“まさかチェアマンがこんな場所に”という思いがあったからだろう。