J2では、首位のアルビレックス新潟と13位のジェフユナイテッド千葉が対戦する。J1でも顔を合わせてきた両チームの対戦は、カップ戦も含めると20試合を数える。その内訳は、どちらから見ても7勝6分7敗とまったくの五分なのだ。
今回も引き分けの可能性を含めて、かなり拮抗した展開も予想されるが、気になるデータがある。なんとこのカードで、新潟がホームで勝利を収めたことは1度しかないのだ。新潟のホームに乗り込んだ千葉の成績は、4勝5分1敗。その唯一の黒星は昨年初めて喫したもので、今季に向けて風向きが変わったともとらえられるが、千葉のデンカビッグスワンスタジアムでの相性の良さは十分考慮すべきだろう。
他にも、アウェイゲームの不利を感じさせないチームがある。ギラヴァンツ北九州のホームに乗り込んだ際の松本山雅だ。
過去10度の対戦で、松本は6勝2分2敗と大きく勝ち越している。だが、不思議なことに2敗を喫したのは熱狂的なファンの後押しを受けるホームゲームでのことなのだ。逆に、北九州に乗り込むと4勝1分0敗。毎回、勝ち点を持ち帰っている。そう考えると、北九州が1勝、松本が2勝と今季ここまで苦しんでいる同士だが、今節に浮上のきっかけをつかみそうなのは、松本になりそうだ。
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