■昨季とは違う日程を生かせるか

 チーム全体でパスワークを用いながら左右で非対称な特徴を持つ川崎とは、コンセプトが違う。しかし、優勝を狙うならば、川崎を超えるのならば、東京は攻撃にさらなる上積みが必要となるだろう。

 ACLのために他チーム以上の過密日程を戦い抜いた昨季と比べれば、今季は日程に余裕がある。そして、ルヴァンカップで若手を育てながらリーグに挑むことも可能だ。川崎を相手に経験不足を見せてしま22歳のDF​​岡崎慎も、こんな実力ではないはずだ。

 現時点で、首位・川崎との勝ち点差は「13」。消化試合が1試合少ないだけではカバーできない差だ。今後、FC東京がどのような巻き返しを見せるのか、この“スコア以上の大敗”を生かさなければならない。

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