【ラ・リーガ分析】バルセロナ勝利で首位アトレティコに肉薄!奮闘で掴んだ「チャレンジャーとしての勝利」の画像
メッシを中心に追撃するバルセロナ 写真:ロイター/アフロ

【ラ・リーガ バルセロナvsバジャドリー 2021年4月5日(日本時間28:00キックオフ)】

 前半、5-3-2でスペースを与えてくれないバジャドリーに対し、リオネル・メッシ以外の先発10人が代表で離脱していたバルセロナは重たい動きでパスミスを連発してしまい、何の可能性も感じさせないまま45分が過ぎてしまった。

 低調なチームを改善すべく、ロナルド・クーマン監督は後半からフレンキー・デ・ヨングを最終ラインからインサイドハーフに上げ、3-4-3から4-3-3へとフォーメーションを変更した。しかし、デ・ヨングの駆け上がりやウスマン・デンベレの仕掛けでバジャドリーを揺るがそうと試みたものの、この日のプセラは堂々としたプレーで堅い守備から攻撃に転じて逆にバルセロナゴールを脅かしてみせた。

 勝てば首位のアトレティコ・マドリードまで1ポイント差まで詰め寄ることになるバルセロナは、63分に3人を同時に交代。イエローカードを受けていたセンターバックのオスカル・ミンゲサをロナルド・アラウホに、同じくイエローカードを受けていたフォワードのアントワーヌ・グリーズマンをフランシスコ・トリンカオに、と2人は次戦のクラシコを見据えた交代でもあったが、ミッドフィルダーのセルヒオ・ブスケツをフォワードのマルティン・ブライスワイトと代えたことで、デ・ヨングとペドリが2人で中盤を担当するスクランブル態勢となった。

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