【ラ・リーガ分析】「首位なのに瀬戸際」アトレティコ・マドリード敗戦!「不安すぎる負のサイクル」の画像
ルイス・スアレスひとりでは…… 写真:ロイター/アフロ

【ラ・リーガ セビージャvsアトレティコ・マドリード 2021年4月4日(日本時間28:00キックオフ)】

 アトレティコがおかしい。

 試合への入り方から変だった。大一番で気合十分のセビージャに対し、様子を見るように大人しかったアトレティコは、相手がボールを動かしてから個々が反応するだけになってしまっていた。試合開始から15分程度限定で見せる猛烈なハイプレスはこの日はなく、セビージャは悠々と試合のペースを握ることができた。

 様子見、がそのまま耐える展開に変わってしまったアトレティコは、要所の守備でも後手になり、セビージャに簡単に前進を許した。5分にはセビージャ陣内でのビルドアップの動きでルーカス・オカンポスに後手を踏まされたフェリペがイエローカードを受け、7分にはスローイン1本でペナルティエリア内に進入され、サウール・ニゲスがイバン・ラキティッチの足を踏んでしまいPKを与えた。

 そのPKをヤン・オブラクがストップしてみせたものの、それで流れが変わらなかったことがアトレティコの深刻さを示していた。

 守備の人数は揃っていることでセビージャの攻撃は最終的にクロスになり、それを弾き返すことは難しくなかったが、何度弾き返してもそこからの攻撃が上手くいかなかった。セビージャの寄せにパスミスで流れを止めてしまう場面が散見され、ルイス・スアレスは孤立したままだった。

 後半になっても、そして70分に失点しても、ついに最後までアトレティコは変わらなかった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4