【明治安田J1リーグ 第2節 FC東京vsセレッソ大阪 2021年3月6日 14:00キックオフ】
前半、東京で目立っていたのは、中盤から長い距離を走ってくるレアンドロや、清武弘詞を止めようとするディエゴ・オリヴェイラだった。攻撃の核となるはずの両選手はなかなかゴールに近い位置でプレーできずにいた。
セレッソのほうが単純に中盤の人数が多かったこともあるが、東京の中盤がボールを動かさなかったことが原因だった。東慶悟がアンカーとして起用されていたが、様子を見ながら短いパスを出す無難なプレーに終始していた。持ち上がって前線の選手と絡むことで出てくる東の怖さは発揮されず、インサイドハーフのアルトゥール・シルバも活きなかった。
しかし、後半開始からシルバに代わってジョアン・オマリが投入されると試合は一気に変わった。ボールを受ければ縦にパスを出してくれるオマリがセンターバックに入っただけでなく、森重真人がアンカーになったからだ。