J1リーグ第2節 横浜F・マリノスーサンフレッチェ広島
3月7日(日)|13:00 日産スタジアム
両チームとも、新しい試みを模索している最中だ。新フォーメーションを使いこなすのは、果たしてどちらか。
今季は3バックの採用が予想されていた横浜F・マリノスだが、ふたを開けてみれば4バックで開幕戦を迎えた。アンジェ・ポステコグルー監督はシステムに固執しないと強調するが、さすがにピッチ内の選手は頭の切り替えを求められることだろう。ミッドウィークのルヴァンカップでは、4-4-2のフォーメーションを用い、ベガルタ仙台相手に今季公式戦初勝利を挙げている。
サンフレッチェ広島も、城福浩監督の下で慣れ親しんできた3バックから、4-2-3-1へとフォーメーションを変更した。開幕戦は悪くない内容だったが、10人になった仙台に追いつかれて勝ち点2を落とした格好だ。清水エスパルスとのルヴァンカップ第1節も引き分けており、自信を深めるためにもまずは勝利が欲しい。
直近3度の対戦では、ホームチームが3得点を奪って勝利している。リーグ戦今季初勝利を求め合い、今回もエキサイティングな試合を展開する。
■横浜F・マリノス
18位 勝ち点0 0勝0分1敗 0得点2失点 得失点差-2
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
ル○1-0 仙台(H)
L●0-2 川崎(A)
L●1-3 横浜FC(A)
L●1-3 川崎(A)
L○6-2 浦和(H)
【通算対戦成績】
H 36試合・23勝4分9敗
A 33試合・16勝4分13敗
計 69試合・39勝8分22敗
【直近対戦成績】
2020年10月28日 J1第32節 ●1-3(A)
2020年8月23日 J1第12節 ○3-1(H)
2019年9月14日 J1第26節 ○3-0(H)
2019年5月3日 J1第10節○1-0(A)
2018年8月1日 J1第19節●1-4(H)
【今節のみどころ】
開幕節では4-2-3-1のフォーメーションを敷いたが、ルヴァンカップのベガルタ仙台戦では4-4-2を採用。後半には押される展開となったが、前半は圧倒していた。
また、出色のプレーを見せていたのが岩田智輝だ。中盤の底を1人で預かり、攻守にわたって奮闘。決勝点につながるクロスを導いたのも、岩田のパスだった。
ポステコグルー監督は昨季同様に複数のフォーメーションを使う可能性があるが、前述の仙台戦では4-4-2とともに、岩田にも大いなる可能性を見出したのではないだろうか。特に、昨季はチームメイトとして13ゴールを挙げたジュニオール・サントスが2列目中央に入りそうなサンフレッチェ広島を迎える今節は、その要注意人物に4-4-2と岩田をぶつけてみたくなるはずだ。