■「今回はよかったけど、VARは試合が止まっちゃうんだよね」
後藤「VARの一番の問題は、試合がしょっちゅう止まっちゃうことでしょ? 今回の第1節の試合を見て、VARは問題なく機能してたけど、なにかとプレーが止められちゃうと、そこで止めるなよ、って思うことが多い。選手がクイックスタートしてるのに、レフェリーが止めてチェックしてたり」
大住「今の後藤さんと俺の話は、今回の第1節でVARにまずいことが無くて、特に問題がないな、といううえでの話だけどね」
後藤「今日の杉本みたいに。点が入ったらしっかりと見なければいけないんだけど、そうじゃないのならね。多少の誤審があろうと、いかに試合を止める回数を少なくするか。そこが大切だと思った」
―これから調整していくんでしょうね。
後藤「けど、世界的にはその調整がなかなかうまくいっていない」
大住「いま言ったような調整はなかなかできないよ。それはJFA、審判委員会や審判教育の問題ではなくて、国際サッカー評議会の、いわゆるVARのプロトコルの変更が無ければできないだろうね」
―観客としても同じ気持ちはありますよね。先ほどの丸橋のファールについても、時間の無駄というのは仰る通りではあるので。
大住「彼らはルールをちゃんと理解しているはずだから。今日も杉本の点がオフサイドになった時も、何も言わずに浦和の選手はスッとしていたよね。理解しているんだから、余計な時間をかけないようにしたほうが良いんじゃないのって」
後藤「とにかくブツブツと切れるのは嫌だからね。ポステコグルー監督が怒り狂いそうだよね」
大住「ははは。そう、フリーキックやろうとしたら、待て、だもんね」
後藤「そうそう、金曜日もあったでしょ?マリノスで、蹴ったら止められちゃったのが。いいじゃない、中盤のそんな細かいことは」
大住「あれはレッドカードかチェックしていたのかな?」
後藤「そうそう」