【久保建英】ヘタフェ7試合ぶり勝利も…「85分から出場」久保を待つ「重苦しい未来」の画像
バレンシア戦の久保建英(ヘタフェ) 写真:ムツ・カワモリ/アフロ

【ラ・リーガ ヘタフェvsバレンシア 2021年2月27日(日本時間29:00キックオフ)】


 苦しんでいたヘタフェが3-0で快勝。アスレティック・ビルバオ戦で開始18秒に記録されて以来、実質6試合分続いていたノーゴールはようやく終わり、1月20日のウエスカ戦に勝って以来1分5敗と混迷を極めたチームがようやく勝ち点3を手にした。

 しかし、これは久保建英にとっては素直に喜べない勝利だ。

 久保とカルレス・アレニャはここ数試合と同様にベンチでキックオフの笛を聞いた。

 ヘタフェは久保とアレニャが加わる前にやっていた、自分たちの本来の姿である4-4-2を完全に取り戻したようだった。積極的なプレスによる相手陣内でのボール奪取、縦に速いカウンター、手数をかけずに早めに入れるクロスボール、といった攻撃を見せ、25分までのシュート数はヘタフェ5本、バレンシア0本。バレンシアガ低調だったこともあるが、あれだけ苦しんでいたはずのヘタフェが活き活きとプレーしていた。

 38分、ヘタフェのロングスローからクリアボールの応酬となった。6回のピンボール状態の末にボールを得たマウロ・アランバリが思い切って足を振り抜くと、見事なシュートがゴールネットを揺らし、ヘタフェにとって待望の1点が記録された。

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