【２０２１年２月２３日 Jリーグ開幕前会見 サンフレッチェ広島・城福浩監督 ベガルタ仙台・手倉森誠監督】
「名人戦」とも呼びたくなるようなやりとりだった。
２月２７日に広島のホームで対戦する、サンフレッチェ広島の城福浩監督、ベガルタ仙台の手倉森誠監督の開幕前会見。
リモートでの会見スタート前、両者が着席する際に、お互いの姿をモニターで確認したのだろう、２人は「ご無沙汰してます」と、笑顔で挨拶を交わした。
まず、両監督は開幕節に臨む気持ちを問われた城福監督が、
「様々な方の尽力で開催されることに喜びを感じますし、いろんな方に感謝したい」と述べ、「策士の手倉森監督にベガルタ仙台の監督が変わったので……」と、警戒の色を見せた。さらに続けて、
「セットプレーに磨きをかけていかないといけないな、と思っているので、そういう準備もしていけたらいいな、と思っています。ベガルタさんの守備は堅いと思っていますし、セットプレーもいろんなものを駆使してくると思うので、残りの日にちでそこも考えていきたい」
と発言。
これに対して、手倉森監督は、
「なにか誘導しているような……」
と笑顔ながらも、城福監督を牽制してみせた。
