しかし、そうやって守ろうとしても、デイビスとコマンのスピードコンビを抑えきることはできなかった。守備で後手に回り、ボールをなかなか触れない時間が長くなると、攻撃も上手くいかなくなってしまった。
中途半端な位置でボールを受ければダヴィド・アラバとリュカ・エルナンデスに寄せられ、ようやく攻撃でデイビスとの1vs1を迎えて突破しようとしても完封されてしまった。
堂安にとって我慢の時間が続いたが、チームはバイエルン相手に2点をリードすることができた。間違いなく猛反撃をしてくるバイエルンに対し、我慢し続けた堂安がどこで意地を見せるか、ということが焦点になりそうだったが、そこで無念の負傷交代となってしまった。
後半、クラブワールドカップを制したばかりの世界王者がそのまま終わるわけがなかった。早々にロベルト・レヴァンドフスキがゴールを奪うと、直後にビーレフェルトが再びリードを広げたが、コランタン・トリッソ、そしてデイビスのゴールで3-3とした。