そういう展開でもゴールに関係することができる選手であることを、チームが勝つために大人しくパワープレーの犠牲になるだけでなく、ミドルシュートであったり、良い位置でのフリーキックを獲得するプレーであったり、そういうもので実際に示していかなければ、いつまでもイメージは変わらない。
クオリティが高く、スマートなプレーでチームに貢献することができる選手。ハーゼンヒュットル監督もクロップ監督もそう評価している。それで南野はプレミアリーグ、リバプールまで上がってきた。ここからもう1歩進むには、その評価に新しい項目を加えさせなければならない。守ることにした相手にも怖さを与える選手だ、と。
この試合で一発で結果を出してみせたことで、多少の失敗には目をつぶってもらえるはずだ。
だから、もっと強引な南野拓実を見たい。
■試合結果
ニューカッスル 3―2 サウサンプトン
■得点
16分 ジョゼフ・ウィロック(ニューカッスル)
26分 ミゲル・アルミロン(ニューカッスル)
30分 南野拓実(サウサンプトン)
45+4分 ミゲル・アルミロン(ニューカッスル)
48分 ジェームズ・ウォード=プラウズ(サウサンプトン)