この試合で追いつけたのは、過密日程で疲労が溜まっているインテルが逆転して早々に引いてくれたおかげだ。アントニオ・コンテ監督の失策であり、フォンセカ監督の手腕によるものではない。

 対戦相手に合わせたプランを作ってくることから、修正力がないのではなく、作り上げたものを変化させるリスクを嫌っているのだろう。しかし、そこでリスクを冒して相手を再び上回らなければ、ここより上の順位にはたどり着けない。

 次戦はラツィオとのローマダービーだ。なりふり構わず勝利を目指す特別な一戦で、フォンセカ監督のこの課題が自然と解消されることがあれば、ただでさえ大きいダービーでの勝利がより大きなものに繋がっていく。


■試合結果

ローマ 2ー2 インテル

■得点

17分 ロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ)
56分 ミラン・シュクリニアル(インテル)
63分 アクラフ・ハキミ(インテル)
86分 ジャンルカ・マンチーニ(ローマ)

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