一方のガンバ大阪は、この試合に何が何でも勝たなければいけない。J1リーグ戦では、川崎が圧倒的な強さを見せて優勝しただけに、2位でフィニッシュはしたものの、やはり川崎の影に隠れてしまった。今季のJリーグベストイレブンにも、ガンバからは一人も選出されなかった。
そして何より、11月25日に行われたJ1第29節での川崎戦での因縁がある。1位・2位対決となったこの試合だったが、川崎に0-5の大敗を喫したばかりか、目の前での優勝という屈辱を味わった。
川崎との因縁は、やはり川崎で晴らすしかない。そのためには、徳島を打ち破って決勝に万全の態勢で挑む必要がある。実際、リーグ終盤に宮本恒靖監督は天皇杯を見据えた起用をしており、すでにさまざまな想定をしているはずだ。