![絶対王者・川崎2020リーグ最終戦(3)「一発勝負」への期待、「最高の結末」への伏線の画像](https://soccerhihyo.ismcdn.jp/mwimgs/7/4/660w/img_745b27fadb9962bc6d623fab454ed1e63044180.jpg)
■12月19日/J1第34節 柏―川崎(三協F柏)
14分に先制点を許し、さらに、後半開始から20秒もたたずに追加点を許してしまった王者・川崎。敵地で2点差をつけられる苦しい展開となったが、それを挽回したのが後半開始と同時にピッチに送り出された家長昭博と三笘薫だ。
追加点を許してからわずか2分後に、家長がコーナーキックから得点。55分に三笘のアシストからFWレアンドロ・ダミアンが同点弾。そして81分、再び三笘のアシストから家長がこの日、2点目となる逆転弾を決めたのだ。
試合終了間際、ホーム最終戦を白星で飾りたい柏レイソルが川崎ゴールを何度も脅かしたものの、なんとか守り切った。後半ロスタイムには、柏GKキム・スンギュまでもが川崎ゴール前に上がってみせたが、川崎もこの日はベンチだったDF谷口彰悟をピッチに立たせるスクランブルを発動するなど、まさにチーム総出でリードを守りきった。終了を告げるホイッスルをかき消すような柏サポーターのため息は、同時に、川崎の勝利への執念の大きさでもあった。