好調な選手の離脱は、大きな痛手だ。
バルセロナはリーガエスパニョーラ第9節でアンス・ファティが負傷した。左ひざの半月板損傷で、4カ月以上の離脱が見込まれている。ファティにとって、ひざの負傷は初めてではない。昨季終盤、ひざの痛みに苦しめられていたファティは、ロックダウンの期間にパーソナルトレーナーを自宅に呼び、関節を強化するためのトレーニングを行っていた。
それでも負傷は避けられなかった。今季、4得点5アシストを記録していたファティの離脱はロナルド・クーマン監督にとっては非常に痛い。
ペドリ、ウスマン・デンベレ、フランシスコ・トリンカオらがファティの穴を埋めることになる。また、負傷離脱していたフィリップ・コウチーニョが復帰に近づいている。
今季、ファティは左サイドに置かれ、突破力と決定力で攻撃を牽引していた。ペドリ、デンベレ、トリンカオ、コウチーニョを使いながら戦っていくには、システムチェンジや戦術の変更が必要になるだろう。あるいは、リオネル・メッシとジョルディ・アルバのホットラインを再強化するのも一つの手段である。ここで再度、クーマン監督の手腕が問われるはずだ。