現在20歳のジョアン・フェリックスは、2019年7月に150億円以上の移籍金でアトレティコに加入。この移籍金は史上4番目のもので、10代の選手としてはFWキリアン・ムバッペの移籍金に次ぐ2番目の高額なものだった。その期待値は背番号にも表れ、バルセロナに移籍したFWアントワーヌ・グリーズマンの「7」を着用している。それだけに、サポーターや地元メディアも鼻息が荒いのだ。
代表ウイーク前の第5節・ビジャレアル戦では、《コレア、スアレス、フェリックス、フェリペ、ニゲス、コケ》の6人でMFとFWのスターティングメンバーを構成。第4節・ウエスカ戦では、《ヴィトロ、スアレス、フェリペ、ジョレンテ、ニゲス、フェリックス》、第3節・グラナダ戦では、《カラスコ、コスタ、コレア、フェリペ、ニゲス、フェリックス》と、3人が同時先発したことはない。シメオネ監督が「適切なシステムを探したい」と話すように、3人の同時先発には課題が残されているようだ。
なお、スペイン紙『マルカ』のセルタ戦先発予想では、2トップにスアレスとコスタ、右サイドにコレア、左にトマ・レマル、CMFはコケとトレイラのコンビと、ポルトガル代表の20歳の名前はない。
サポーターが期待する3人の同時先発ははたしてあるのだろうか。