豪雨で濡れたピッチでバウンドしたボールだったが、松原はダイレクトで左足ボレーシュート。これが、不規則な弾道を描きながらゴールネット右に突き刺さったのだ。ドライブではなく、無回転のような軌道だ。
松原の豪快な先制弾に呼び込まれたかのように、その後、横浜MはFWジュニオール・サントスが1得点、FWエリキが2得点と合計4ゴールを奪取。相手の攻撃もシャットアウトして、完勝してみせた。
試合後、ポテスコグルー監督も「今日は最高のパフォーマンス」と絶賛。これで勝ち点を37とし、上位争いに加わる資格を残した。次節以降、G大阪、C大阪、名古屋、FC東京と、4試合連続で上位争いをするライバルとの直接対決が控えているが、強敵をなぎ倒す最高の準備が整った。