■10月10日/J1第27節 FC東京―G大阪(味の素)
鬼門を破った!
2001年以来、敵地で勝てていなかったガンバ大阪のFC東京戦は、台風の影響による豪雨の中で行われた。水たまりの中でボールが幾度となく止まる最悪のコンディションに加え、サガン鳥栖とのアウェイ戦から中2日での関東でのアウェイ戦。FC東京は上位争いをするうえで負けられない相手だけに、宮本恒靖監督は試合前のミーティング冒頭で「割り切ろう」と伝えたという。
「今日に関しては、通常我々がやりたいサッカーはもう割り切って、表現せずに、相手のDFラインの背後、ボールが止まるであろうというところとボックスにボールを入れていこう」と方針を決定し、選手に伝えたという。
本来は互いにボールを奪い合い、ボールを回してゲームを作るはずのピッチ中央は、まさに湖上といっても過言ではない状況で、水面ができていた。選手が走るたびに水しぶきが上がり、上から見ていては分からないかもしれないが、ピッチレベルで見るとボールと選手が水しぶきと雨に隠れて判別しづらいほどだった。