■10月3日/J1第20節 C大阪―川崎(ヤンマー)
スーパーな強さを見せる川崎で、スーパーなキープを見せたのがDF山根視来だ。首位・川崎と2位C大阪の攻防戦で、そのプレーは現出した。
1位2位決戦は、緊迫感のある試合となった。首位川崎が右サイドのクロスからオウンゴールを誘発して先制。しかし、62分に奥埜博亮がクロスを頭で合わせて追いつく。そして、83分にFWレアンドロ・ダミアンの得点で再び川崎がリードする。
ここまで2-1で、C大阪としては再び試合をイーブンに持ち込みたかった。しかし、その直後のことだった。センターサークルから始まったボールは、すぐに川崎が奪取。追加点を目論む川崎の選手が、ペナルティエリア内に侵入した。スイッチは、MF大島僚太の縦パスだった。
ペナルティエリア内で数人を経由して、ボールを受け取ったのは右サイドバックの山根。C大阪のDF瀬古歩夢、DF片山瑛一が山根のボールを奪いにいくが、山根はキープ。片山に一瞬ボールを取られるが、すぐに奪い返す。そして、ゴール前に進もうと山根が突破を見せると、DFマテイ・ヨニッチもディフェンスに来る。