■9月28日/ベルギーリーグ第7節 ゲンクーオーステンデ
ゲンクの日本代表MF伊東純也が絶好調ぶりを示すプレーを見せた。
それは、ホームにオステンデを迎えた試合、後半アディッショナルタイムに入った直後のことだ。ゲンクは1-2でオーステンデにリードしたものの、ゲンクの選手が一人退場。数的不利なうえに、83分にゴールを決められて同点となってしまった状況だった。
ゲンクとしては再びリードを奪いたいものの、数的不利や疲労もあり、ボールをつなぐことすらままならない状況。逆に相手にシュートに持ち込まれるなど苦しい展開に加え、DFアルテガが負傷で交代を余儀なくされた。
その治療後、ゲンクにとって左サイドの低い位置でフリーキックからプレーが再開。このボールを、対角線である右サイドの相手陣内にロングフィード。ターゲットのFWオヌアチュが競りそびれて流れたボールが、伊東の前にこぼれてきた。伊東の前には、DFマタンが対峙。すると、伊東はこのフランスの世代別代表に名を連ねてきた選手が寄せて来るや、一気に縦に加速。右サイドを切り裂こうとする。
とっさにDFアルトゥール・テアテがカバーに入り、寄せようとするが、伊東のスピードのほうが速い。このベルギーの世代別代表経験者を伊東は一瞬で突破する。マタンは粘り強く体を寄せ、さらに北アイルランドの代表招集経験のあるマクギーハンも並走して突破を食い止めようとする。
伊東はペナルティエリアに侵入する瞬間、味方にクロスを入れたが、これは相手ディフェンダーに跳ね返され、コーナーキックへと移った。このコーナーキックでDFクエスタが惜しいヘディングシュートを放つも、相手GKの好守にはばまれてゴールとはならなかった。