南野がピッチに立ったのは、ジョッタの得点で2点をリードとなった91分のこと。フィルミーノに代わって出場した。しかし、その後2分で試合は終了。南野自身、ハイボールを競ったりプレスに行く場面は見られたものの、ボールを持ってプレーすることはできなかった。

 強力なライバルであるジョッタが得点を挙げただけでなくチャンスに絡んだことを考えれば、南野の得点0、パス0という結果は寂しく思える。また、ジョッタが先に交代で入ったことも、FWの序列を考えるうえで大きな手掛かりとなるかもしれない。

 今後、リバプールは多くの試合をこなさねばならず、過密日程も組まれている。南野には、絶対に訪れるであろう出場機会で、結果を出すことが求められる。

 9月24日のカラバオカップ3回戦、対リンカーン・シティ戦で挙げたような鮮やかなゴールを、南野にはまた魅せてほしい。

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