■9月26日/J1第19節 鹿島―大分(カシマ)
8連勝を狙った鹿島だったが、ホームで大分に0-2の完敗だった。
前半は大分を相手陣内に押し込むハーフコートゲームだったものの、なかなか決定機を作ることができない。パスミスが目立ち、ボールが2手・3手とつながらなかったことで、完全な崩しを見せられなかったのだ。また、エースFWエヴェラウドは、いつもであればシュートまで持っていくことができる場面で、シュート以外のプレーを選択。鹿島の攻撃の中心ではあったものの、得点をもたらすことはできなかった。パスミスやプレー選択から、チーム全体に疲労を感じさせる45分だった。
後半開始時点で、そのエヴェラウドを交代。しかし、このエヴェラウドがいなくなったことで、攻撃は停滞。大分の反撃を許し、前半のハーフコートゲームを再現することができなくなってしまった。57分に大分に得点を許したが、これを鹿島の選手に当たって軌道が変わった不運と言ってしまえば不運だが、後半に入ってゲームの流れを渡したことが原因の根本だった。
また、後半に入ってセカンドボールを拾うことがままならないばかりか、ボールに競りにいかない場面も見られた。改めて、鹿島の選手の体に蓄積する疲労を感じさせた。