J1リーグ第18節 川崎フロンターレ―横浜FC
9月23日(水)|19:00 等々力陸上競技場
首位快走の川崎と、13シーズンぶりに復帰したJ1で健闘してはいるものの、14位の横浜FC。今季前半戦での対戦にて5-1で川崎に軍配が上がっていることもあり、現在の戦力差は簡単には埋められそうもない。
だが初のJ1に挑戦した2007年シーズン、横浜FCは見事な番狂わせを演じている。最終節、ホームに迎えたのは首位浦和。横浜FCは歴代最速でJ2降格が決まっていたが、勝てば文句なしで優勝が決まる浦和を1-0で破り、猛追していた鹿島の逆転優勝を“アシスト”したのだ。
10年以上が過ぎ、当時の試合を知るメンバーはほとんどいない。というよりも、キングカズこと三浦知良しかいない。その三浦が、今季リーグ戦2度目のメンバー入りを果たすという。前述の浦和戦で先発出場した、キングが、だ。
サッカーに「絶対」はない。だが、その言葉に近い状況であるほど、ドラマ誕生への期待は高まる。
■川崎フロンターレ
1位 勝ち点47 15勝1敗2分 得点55、失点16、得失点差39
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】長谷川、大島
【直近5試合結果】
○A浦和 3-0
○H広島 5-1
○H神戸 3-2
○A横浜M 3-1
○A神戸 6-0
【通算対戦成績】
通算 21試合・18勝2分1負
ホーム 10試合・ 7勝2分1負
アウェイ 11試合・11勝0分0負
【直近対戦成績】
2020年 7月18日 J1第 5節 A5○1
2010年10月13日 天皇杯3回戦 H2○1
2007年10月 7日 J1第28節 A1○0
2007年 3月17日 J1第 3節 H6○0
2004年10月 2日 J2第37節 H4○0
【今節のみどころ】
今季のチームが掲げる毎試合3得点という目標が、もはや高過ぎるハードルには感じられなくなってきた。何しろ直近5試合では、2度の5得点を含めて全試合で目標をクリア。チームの調子に陰りは見られない。
前節、小林悠が10得点に到達した。ここ3戦で連発と、コンスタントにゴールを重ねている。同じく3戦連続ゴールしている選手がいる。レアンドロ・ダミアンだ。小林と交互にCFで先発するローテーションがほぼ確立されているが、その流れにうまく乗り、前節までの3ゴールのうち2得点は交代出場から挙げたもの。この背番号9も9得点と、2ケタ到達目前に迫っている。この試合でもきっちり決めて、小林とのチーム内得点王争いをホットに続けたいところだ。