FC東京の“縦への速さ”炸裂!“相手DF置き去り”三田啓貴「高速リスタート弾」の画像
MF三田啓貴が決勝点を奪ったシーン  撮影:中地拓也

 中2日の過密日程も関係ない!

 FC東京が仙台を撃破し、3戦ぶりの勝利を挙げた。その立役者は、古巣対決となったMF三田啓貴だ。

 この日、仙台がスタート時点では今季初めてなる3バック布陣という奇襲に出た。FC東京の戸惑いも予想されたが、序盤から東京が押し込むと、13分に三田が得点を挙げたのだ。

 自陣でボールを受けた三田は、FWアダイウトンに縦パス。しかし、ボールを受けたこの屈強なFWがファールで潰されてしまい、ピッチ中央でフリーキックを得る。すると三田はすかさずそこに向かい、仙台ディフェンス陣が体勢を整えないうちに、超高速クイックリスタート。

 まずはボールをFW田川に預ける。この段階で仙台ディフェンスの要であるシマオ・マテを置き去りにし、その戻しを受ける瞬間にもう1枚も置き去りに。その瞬間、東京と仙台は2対3。三田の左右に東京の選手2人が並行して走り、それぞれ仙台のディフェンダーが1人ずつついた状態だ。

 その中央を三田が独走し、最後は三田が左足シュート。仙台の守護神であるGKヤクブが触れない弾道のシュートが、この試合の決勝点になった。

 縦への速さが東京のスタイルだが、それをFC東京下部組織出身の7番が、古巣相手に披露したのだ。試合後、「思い入れのあるクラブで本当に感謝している」と仙台へ、成長した姿を見せた喜びを表した。

 前節、ホームで大分に2-3で負けたものの、それを引きずることなく白星を掴んだ青赤軍団。またしても中2日でC大阪と戦うが、縦への速さで勝ち点を積み重ねる!

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