湘南を撃破した清水だが、試合前はマイナス要素が多かった。湘南が1週間ぶりの試合だったのに対し、清水は中2日のアウェイ戦。しかも、ここまで16試合に出場していたDF立田悠悟を出場停止で欠いた。前節の横浜M戦での0-3敗戦から立て直すには、厳しい状況だった。逆にいえば、この状況でも勝利を掴んだことは、チームにとって自信につながる。

 この白星を含め、ここまでまだ3勝。だが、クラモフスキー監督は、「自分たちの持っている信念をブレずにやってきました。この旅路で、自分たちが強くなっていければいいと思います。ハードワークを続け、ハングリーにやり続け、そうして山に登り続けたい」と、視線が捉える場所は、変わっていない。後半戦の“反転攻勢”に向けて、新たな姿を見せる清水の準備は整った。

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