■９月１６日／Ｊ１第２４節 ＦＣ東京―大分（味スタ）
悔し過ぎる敗戦となった。
前節、アウェイ仙台戦を戦った大分を中２日で味スタに迎えての一戦。東京は中３日でホームということで、条件的には有利な東京だったが、それを生かすことができなかった。
東京は２－２で引き分けた神戸戦から５人を入れ替えて臨んだが、大分はそれを上回る７人を入れ替えた。ＦＣ東京の長谷川健太監督が試合後に「立ち上がり、相手の方がリフレッシュした状態で入ってきて、ペースを握ることができなかった」と語ったように、ボール支配率は大分が６割強で、東京は３０％台。しかし、速攻で相手ゴールをうかがう姿勢は健在で、前半は大分の２本を上回る７本のシュートを放った。
５３分に先制されたが、すぐに６１分にＦＷレアンドロの得点で追いつくと、長谷川監督は、「１－１のあと、どちらが先に2点目を奪うか」が勝負どころと判断し、７０分にＭＦ三田啓貴を下げてＦＷ原大智を投入。原は最初こそ右サイドに入ったかのように見えたが、ＦＷディエゴ・オリヴェイラ、ＦＷレアンドロ、そして６１分に途中出場したＦＷアダイウトンとともにほぼ４トップというパワープレーを繰り出した。この“味スタフロント４”は次々とチャンスを作ったが、なかなか決めることはできない。マークがきつかったディエゴ・オリベイラがサイドや１．５列目まで下がってボールを受けるなど工夫もあったが、この日はゴールが遠かった。
