また、メッシの左右に若手を置いたことは、フィールド全体を使う上での重要な点かもしれない。デンベレは23歳、ペドリはまだ17歳。主力選手の高齢化がささやかれる中で若返りを図りたい意図と、メッシの運動量を周辺でカバーすること、そして、フィールド全体を使うことを目的としているのではないだろうか。
このメンバーがピッチに立ったのは45分だけで、後半はまったく異なる11人をピッチに並べ、その中にはコウチーニョもいた。結果は3-1でバルセロナが勝利。デンベレがゴール中央でボールを押し込んで先制すると、PKが2本。キッカーは、グリーズマンとコウチーニョだった。
これはまだ実戦1戦目であり、試している部分も多いだろう。クーマン監督が、今後、どのような並びでどのような戦い方を見せるのか、そして、その中でメッシはどのような役割となるのか。世界が注目している。