J1リーグ第14節 湘南ベルマーレ―ヴィッセル神戸
9月5日(土)|18:30 Shonan BMW スタジアム平塚
湘南、神戸ともに、切り替えが必要だ。どちらのチームが、前進する姿を強く打ち出せるだろうか。
湘南は、いまだ1勝しかしていない。実に6連敗と、勝ち点を1ポイントも積み上げられないまま8月が終わってしまった。8月が未勝利に終わった大きな理由が一つある。29日に開催予定だった鳥栖戦が、新型コロナウイルス感染拡大のために中止になったことだ。試合間隔は、約2週間空いた。心身ともにリフレッシュした姿を見せることができるか。
連戦となっていた神戸は、疲労にさらなるダメージを上乗せさせられる試合を経験した。2日のルヴァンカップ川崎F戦での0-6の大敗である。開始21分までに3点を失い、自信を打ち砕かれた。
ともに抱えている痛手は小さくない。この苦境をいかに乗り越えるかが、残りのシーズンの行方に大きく影響していく。
■湘南ベルマーレ
18位 勝ち点4 1勝10敗1分 得点10、失点23、得失点-13
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】大橋、梅崎
【直近5試合結果】
●AF東京 0-3
●H名古屋 0-1
●A横浜C 2-4
●HG大阪 1-2
●A広島 0-1
【通算対戦成績】
通算 25試合・10勝7分8負
ホーム 13試合・ 5勝3分5負
アウェイ 12試合・ 5勝4分3負
【直近対戦成績】
2019年 7月14日 J1第19節 H3○1
2019年 5月26日 J1第13節 A1●4
2018年 8月19日 J1第23節 H0●2
2018年 7月22日 J1第17節 A3○0
2018年 5月 9日 ルヴァン予選(5) A4○3
【今節のみどころ】
約2週間の試合間隔が空き、この試合では現状でのベストメンバーが見られることだろう。そこが大きな見どころと言える。
中3日の3連戦で、石原直樹は全試合フル出場を果たした。8月に36歳になったベテランへの信頼は高いと予想されるが、この帰ってきた背番号13にどこまで頼るのかは、今季以降のチーム状況にも考えが及ぶところだ。前線の編成、選手交代から、今後が透けて見えてくる。
開幕戦で左右ウィングバックだった鈴木冬一と石原広数は、並んで先発することがなくなってから長くなる。勝利がない中でも可能性を感じさせた鈴木は2試合先発を外れているが、ケガでなければこの試合でも先発しなければならない選手。石原広は、なかなか先発に返り咲けないが、まだ指揮官の信頼を取り戻すには至らないのか。チームの未来を照らすためにも、若い2人の復調が期待される。