柴崎岳が移籍先“堅守の王国”レガネスで果たす重責の画像
柴崎加入を伝えるレガネスの公式HP

 現地時間9月3日、日本代表MF柴崎岳が、スペイン2部のレガネスへ完全移籍することが、クラブから発表された。3年契約で、背番号は「8」だという。

 レガネスは、柴崎を「ボールを扱う技術に長けたミッドフィールダー」と説明し、さらに、2016年のクラブワールドカップ決勝のレアル・マドリード戦で2ゴールを挙げたこと、そして、ヘタフェ時代にバルセロナ戦でゴールを決めたことを紹介した。

 柴崎はすでにレガネスのスタジアムなどを訪問しており、その様子を公式ツイッターで紹介している。

 柴崎としては、テネリフェ、ヘタフェ、デポルティーボに次ぐスペインで4つ目のチームとなる。

 日本代表の司令塔が所属するレガネスは、日本では馴染みのないクラブだが、どのようなチームなのか。

 レガネスの街は、スペインの首都マドリードの南西にあり、マドリード中心部まで車や電車で30分もかからない場所にある。また、レガネスの隣にはヘタフェの街がある。柴崎がスペインで2番目に所属したクラブがある町だ。

 チームには各国の代表経験選手がそろっており、DFロベルト・ロサレス(ベネズエラ代表)、DFディミトリオス・シオヴァス(ギリシャ代表)、DFケネス・オメルオ(ナイジェリア代表)、DFホナタン・シルバ(アルゼンチン代表)がいる。それ以外の選手も、世代別で各国代表に選ばれている選手ばかりだ。最多キャップはロベルト・ロサレスで、クラブ公式によると80試合以上の国際Aマッチに出場している。

 代表経験選手がディフェンスに多く、実際、5バックを用いて戦う。5-4-1でボランチを2枚置くのが基本形のようだ。16/17シーズンからレガネスに所属し、昨季まで118試合に出場して現在はチームキャプテンであるルーベン・ペレスが左ボランチのため、柴崎はペレスとコンビを組むことを目指すことになりそうだ。

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