現地時間の9月2日、リーグ・アンのパリ・サンジェルマンが「選手3名が新型コロナウイルスの検査により陽性と確認された」と発表した。これを受けた地元メディアの報道では、この3人の中にブラジル代表のネイマール、アルゼンチン代表のアンヘル・ディ・マリアとレアンドロ・パレデスが含まれているとしている。
8月23日の欧州チャンピオンズリーグ決勝で悲願の初優勝を狙ったパリ・サンジェルマンだが、バイエルン・ミュンヘンに惜敗。その後、オフに入った選手のうち数人が、スペインにあるリゾート地イビサ島でバカンスに入っていたという。そして、地元メディアでは、陽性となった3人はこのバカンスに参加していたとしている。
フランスリーグはすでに8月21日に新シーズンがスタートしているが、チャンピオンズリーグの決勝まで戦っていたパリ・サンジェルマンは、開幕を遅らせる特別措置を受けていた。そのため、シーズン初戦はアウェイで戦われる9月10日の第2節ランス戦で、9月13日の第3節でマルセイユをホームで迎える予定になっていた。
マルセイユは、16/17シーズンからプレーしている酒井宏樹に加え、今シーズンから長友佑都も加入。日本代表の両サイドバックが競演することになっている。長友は9月2日に入団会見を行ったばかりだが、すでにチームに溶け込んでおり、約2週間後のパリ・サンジェルマン戦は日本人にとって大注目の一戦となっていた。酒井・長友コンビが、ネイマールやキリアン・ムバッペ、ディ・マリアといった世界最高峰の選手と対峙するのだから、それも当然だろう。