久保も、時間とともに徐々に“らしいプレー”を見せ、絶妙なパスを前線に通したり、ドリブルで相手をかわすなど、順調な仕上がりを見せた。45分に相手から思いっきりシャツを引っ張られて倒される場面は、相手の脅威になっていることを示す場面だった。

 右サイドに移ってからも、右からパスを供給しつつ、中央に入ってきてチャンスをうかがったりと積極的な姿勢を見せた。久保はこの試合を通して、ボランチに入ったフランシスコ・コクランやダニエル・パレホとの相性の良さを感じさせ、両ボランチも久保のポジションを確認しながらボールをさばいていた。プレー時間が長くなれば、久保にさらにいいボールが入ってきそうだ。

 ビジャレアルは、5日のレバンテとのプレシーズンマッチを経て、13日の開幕戦ではホームでウエスカと対戦する。今シーズンから1部に昇格したウエスカは、岡崎慎司が所属しており、いきなり日本人対決となる。日本中が見守る一戦で、久保は早くも活躍しそうな雰囲気を漂わせている。

 

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