J1リーグ第13節 川崎フロンターレ―清水エスパルス
8月29日(土)|19:00 等々力陸上競技場
まるで、リーグ全体と戦っているような気分かもしれない。首位を独走する川崎Fに対し、どのチームも何とか足をすくおうと挑んでくる。名古屋相手の今季初黒星に続き、中2日の神戸戦ではドロー。優勝戦線を再び活性化する川崎Fのつまずきに、リーグ全体が注目している。
その首位チームへの次なる挑戦者が清水だ。2連敗中ではあるが、その2試合ともに複数得点を奪っている。シュート本数を見ると、11本の横浜FMに対しては10本で応戦し、横浜FC戦では相手より5本も多い13本を記録している。攻めの姿勢を打ち出した末、1点差で敗れているのだ。
川崎Fも、ここがもう一度、攻め気の見せどころだろう。「毎試合、3得点」。その姿勢を貫くことで、自分たちのペースが戻ってくる。対する清水も、攻撃サッカーというベースに揺るぎはない。強気の攻めの真っ向勝負が楽しめそうだ。
■川崎フロンターレ
1位 勝ち点32 10勝1敗2分 得点36、失点12、得失点24
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】長谷川
【直近5試合結果】
△A神戸 2-2
●A名古屋 0-1
○HC大阪 5-2
○A札幌 6-1
△A名古屋 2-2
【通算対戦成績】
通算 34試合・14勝9分11負
ホーム 18試合・ 7勝7分 4負
アウェイ 16試合・ 7勝2分 7負
【直近対戦成績】
2020年 2月16日 ルヴァン予選(1) H5○1
2019年 8月24日 J1第24節 H2△2
2019年 5月12日 J1第11節 A4○0
2018年 8月11日 J1第21節 A2○1
2018年 5月20日 J1第15節 H3○0
【今節のみどころ】
さすがに中2-3日での5連戦はきつい。選手が話しているように、体だけではなく精神的なリフレッシュも重要であるため、数名は先発を入れ替えてくることが予想される。
中盤や前線とメンバーは豊富で、これまでも多くの選手が先発を託されている。問題は最終ラインか。不動のCBコンビの存在は心強いものの、疲労が不安ではある。前節途中に投入された車屋紳太郎がCBへ、あるいは車屋にサイドバックを任せて山村和也の起用もありか。
サイドバックも含めて最終ラインをいじり過ぎるとバランスが不安だが、それを打ち消すのが前線の役割だ。ルーキーの三笘薫と旗手怜央は、すでに立派な主力。家長昭博を休ませ、2人がついに並んで先発のピッチに立ってもおかしくはない。むしろ、若さがさらにまぶしく輝くチャンスだ。