J1リーグ第11節 清水エスパルス―横浜F・マリノス
8月19日(水)|19:00 IAIスタジアム日本平
清水のピーター・クラモフスキー監督と横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督は、ギリシャのパナハイキやオーストラリア代表などで、多くの時間を監督とコーチとして共闘してきた。昨季もやはり力を合わせて横浜FMのJ1制覇を成し遂げた2人が、互いのチームを率いて激突する。
クラモフスキー監督は横浜FMを預かったばかりのポステコグルー監督のように、大胆に攻撃的なサッカーを導入しつつも、結果が伴わない時間が続いた。だが、内容は当初から評価されており、結果もついてくるようになった。
対する横浜FMは、勢いに乗り切れないままリーグ戦10試合を終えている。高い最終ラインの裏を狙われ、苦労する試合が続いている。
スタイル同様、数字も似通う。清水は13得点17失点で、横浜FMは14得点16失点。攻めるが失点も多い同士が、今節は真っ向から自分たちのサッカーを貫き合うことになる。
最近の調子を見れば、弟分のクラモフスキー監督に流れはある。清水が勝てば、順位も逆転する。この師弟対決には、波乱の予感が漂う。
■清水エスパルス
15位 勝ち点9 2勝5敗3分 得点13、失点17、得失点差-4
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】石毛
【直近5試合結果】
△A仙台 0-0
●H鹿島 2-3
○H札幌 3-1
●H名古屋 0-3
△A浦和 1-1
【通算対戦成績】
通算 67試合・25勝13分29負
ホーム 35試合・ 9勝 7分19負
アウェイ 32試合・16勝 6分10負
【直近対戦成績】
2019年 8月 3日 J1第21節 A1○0
2019年 6月15日 J1第15節 H3○2
2018年 8月29日 J1第18節 A2○1
2018年 3月31日 J1第 5節 H0●1
2017年 7月29日 J1第19節 A2△2
【今節のみどころ】
メンバーが固定されてきた中で、攻撃的サイドバックのエウシーニョがメンバー外となった前節は、仙台と引き分けた。無得点で終わったものの、初の完封も記録。リーグ戦ここ5試合は2勝3分と調子が上がってきた。
エウシーニョが外れた理由が負傷かコンディション不良かは不明だが、前節に続いて金井貢史が先発しても、悪くはない選択だろう。守備のユーティリティ選手で、ディフェンス力には定評がある。
メンバーが固定されてきたことで疲労が心配ではあるが、大崩れがなくなってきたことは心強い点だ。失点をせずに時間を過ごしていけば、武器であるセットプレーの威力がさらに増す。