久保建英と「王の町」ビジャレアルの熱望(1)タイトル請負人の新指揮官の画像
ビジャレアル戦での久保建英 写真:なかしまだいすけ/アフロ

 8月10日、世界中から去就が注目されていた久保建英の移籍先が、ついに発表された。
 
 その行先はビジャレアル。1923年創設の古豪で、今季のラ・リーガでは5位に入り、ヨーロッパ・リーグの出場権を獲得した。にもかかわらず、チームはハビ・カジェハ前監督との契約を解除し、ウナイ・エメリ監督を招聘。

 エメリは2013年に監督に就任したセビージャで、ヨーロッパリーグ3連覇という史上初の偉業を達成した名将。その後、パリ・サンジェルマン、アーセナルの監督を歴任し、今年の7月23日にビジャレアルの監督に就任している。

「フィナーレを考えてはいない。だが夢を見るのは自由だ。ビジャレアルでのタイトル獲得を夢見ている。美しいのはその道のりだ。その素晴らしい過程を一緒に歩むことで人々は誇りを感じてくれる」

 とは、就任会見でのエメリ監督の言葉だ。その新指揮官の“最大の希望”が久保の獲得だった、というのは定説になっている。

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