J1リーグ第9節 横浜F・マリノス―柏レイソル
8月8日(土)|19:00 日産スタジアム
横浜FMは負傷者が出る、あるいは選手の調子が上がらないことで、メンバーの微調整が続く。前節では、本来サイドバックの松原がCBとして起用された。一方の柏は、開幕時とは随分と先発の顔ぶれが変わっているが、確実に調子を上げている。
ここまでのチーム力の積み上げ方は対照的に映る。横浜FMのポステコグルー監督は昨季までも、柔軟に選手を起用してきた。その流れは、今季も続いている。柏のネルシーニョ監督は、比較的メンバーを固めていたが、勝利が遠のいていたこともあり、今季の新加入も含めて広く選手にチャンスを与え、ポジションを「勝ち取った」選手に与えてきた。
今シーズン、横浜FMはまだ連勝がなく、柏は3連敗の後で4連勝。シーズンの最後に笑えばいいのだが、リーグ戦の約4分の1を終えようとするこの段階で、今回の激突はどんな結果に終わるのか?
■横浜F・マリノス
11位 勝ち点10 3勝1分4敗 得点13、失点14、得失点差-1
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】實藤、仲川
【直近5試合結果】
◯A仙台 1-0
●A札幌 1-3
◯H横浜FC 4-0
●A鹿島 2-4
●HF東京 1-3
【通算対戦成績】
通算 59試合・22勝11分26敗
ホーム 29試合・10勝 6分13敗
アウェイ 30試合・12勝 5分13敗
【直近対戦成績】
2018年 9月 1日 J1第25節 H3○1
2018年 3月 2日 J1第 2節 A0●2
2017年12月23日 天皇杯準決勝 H2○1
2017年 9月16日 J1第26節 H1△1
2017年 4月22日 J1第 8節 A0●2
【今節のみどころ】
もともと驚くような抜てきもあったポステコグルー監督率いるチームで、にわかに起用が読めなくなったポジションがある。左右のウィングである。
昨季のリーグMVP仲川は外せない存在だったが、負傷で戦列を離れた。頼れる存在へと成長していた遠藤は、ドイツへの移籍が決まった。
一方で、加わる選手も出た。クラブは急きょ、ポルトガルでプレーしていた前田を獲得し、相模原に育成型期限付き移籍させていた松田を呼び戻した。
前述のとおり、既成概念にとらわれない起用をするポステコグルー監督。新顔の突然の先発入りも、ないとは言い切れない。