J1リーグ第9節 鹿島アントラーズ―サガン鳥栖
8月8日(土)|18:30 県立カシマサッカースタジアム
鹿島といえば、伝統的に4-4-2のフォーメーションを使い続けている。ザーゴ監督の下でも変わらないが、メンバーや配置に手を入れて試行錯誤を続けるものの、最適解はまだ見えない。一方の鳥栖は、4-3-3でシーズンに入りながら、最近では4-4-2で結果を残すようになってきた。おそらく今回は、同じフォーメーションで真っ向勝負となることだろう。
両チームは勝ち点で並んでおり、得失点差も同じ「-3」。ただし、その内訳には違いがある。得失点が、鹿島はともに2ケタで、鳥栖は両方とも1ケタなのだ。鹿島、鳥栖ともに、序盤は得点が奪えずに苦しんだ。だが、鹿島はここ4試合で4得点したゲームが2度と「爆発」があったものの、今季のJ1で完封したことは一度もない。一方の鳥栖は、前節こそ3得点した鳥栖だが総得点は「5」に過ぎないが、守備は安定している。
ハードワークする点など共通点もあるが、内実は異なる両チーム。自分たちらしさをより打ち出したチームが、最後に笑うことになる。
■鹿島アントラーズ
12位 勝ち点7 2勝1分5敗 得点11、失点14、得失点差-3
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】上田
【直近5試合結果】
○A大分 4-1
△HF東京 2-2
●A湘南 0-1
◯H横浜FM 4-2
●A浦和 0-1
【通算対戦成績】
通算 20試合・11勝3分6敗
ホーム 11試合・ 7勝2分2敗
アウェイ 9試合・ 4勝1分4敗
【直近対戦成績】
2019年 7月20日 J1第20節 H2○1
2019年 5月26日 J1第13節 A0●1
2018年12月 1日 J1第34節 H0△0
2018年 3月18日 J1第 4節 A1○0
2017年 9月30日 J1第28節 A0●1
【今節のみどころ】
大分に4-1と大勝した前節から中3日でのルヴァンカップ川崎F戦では、大分戦とまったく同じメンバーが先発のピッチへと送り出された。カップ戦も考慮しながらメンバーを考えていくとザーゴ監督は話していたが、選手のコンディションが良かったのか、それとも快勝した流れを重視したのか…。理由が後者であれば、ルヴァン杯の川崎F戦は落としてしまっただけに、今後のどのようなストーリーの展開をにらんで先発11人を選択するのか、興味深い。
前節とルヴァン杯で続けてメンバーを外れたファン・アラーノの状態も気がかり。ちぐはぐな流れを一変させる、フレッシュな選手の登場も期待したいところだが…。