J1リーグ第5節 横浜FC―川崎フロンターレ
7月18日(土)|18:00|ニッパツ三ツ沢球技場
J1のピッチで顔を合わせるのは、当然ながら横浜FCがかつて唯一日本のトップリーグを戦った2007年だけである。当時、すでに力をつけていた川崎Fが、6-0の大勝を含めてシーズン・ダブルを達成している。すべての対戦を振り返っても、川崎Fが足をすくわれたのは、たったの1度だけだ。
「ハマナチオ」との異名を取った堅守を武器にJ1へ挑戦した07年シーズンの横浜FCだったが、史上最速でのJ2降格記録を塗り替えてしまった。だが、印象的な勝利も飾っている。第2節では、横浜FMとのダービーを1-0で制している。最終節では、優勝を懸けて乗り込んできた浦和をホームで1-0で下し、大きな爪あとを残した。
今回、横浜FCのホームに乗り込むのは、絶好調の川崎F。隙の見えないチームだが、横浜FCのジャイアントキリングはまたも起こるのか…!?
■横浜FC
10位 勝ち点5 1勝2分1敗 得点6、失点5、得失点差1
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】六反、マギーニョ(川崎Fからの期限付き移籍に伴う契約のため)
【直近5試合結果】
△H仙台 1-1
◯A柏 3-1
●H札幌 1-2
△A神戸 1-1
●ルH広島 0-2
【通算対戦成績】
通算 20試合・1勝2分17敗
ホーム 10試合・0勝0分10敗
アウェイ 10試合・1勝2分 7敗
【直近対戦成績】
2010年10月13日 天皇杯第3回戦 A1●2
2007年10月 7日 J1第28節 H0●1
2007年 3月17日 J1第 3節 A0●6
2004年10月 2日 J2第37節 A0●4
2004年 8月21日 J2第29節 H2●5
【今節のみどころ】
パスサッカーを代名詞とする川崎F相手だけに、下平監督にとっても押し込まれることは想定内だろう。フォーメーション的には4-2-3-1の方が与しやすそうだが、最近結果の残っている3-5-2で勝機をうかがうことになるのではないだろうか。
シーズン再開後の試合では、決してベタ引きでとにかく守りを固めるようなことはない。ギリギリのバランスを保ちつつ、素早い攻守の切り替えを狙うことになるだろう。
そこで武器になるのが、好調の2トップだ。ともにゴールを挙げている斉藤と一美にとっては、押し込まれている展開でこそ、力の見せどころとなる。中盤で攻守に抜け目のない瀬古も、鍵を握る存在になりそうだ。