■CLは8月8日の再開で準々決勝から一発勝負?
●セリエA
政府のロックダウン措置の緩和に準じ、5月18日にグループ練習がスタート。感染者が出た場合の対応で紛糾していたガイドラインもまとまり、練習開始にこぎ着けた。検査で陽性者が出たチームについて、選手とスタッフ全員の15日間の自主隔離を義務付けたFIGC(イタリア・サッカー連盟)に対し、クラブ側は施設の問題などでそれは非現実的だと反対。話し合いが続いていたが、陽性者のみの隔離で政府の合意を得られた。
しかし、試合開催についてのガイドラインは依然として協議中で、5月28日までの合意を目指して調整が続く。これも焦点は隔離の問題で、その期間や方法で意見が割れている。
3月8日を最後に中断に入ったセリエAは、残りが12節と順延分の合わせて124試合。6月13日のリーグ戦再開を計画していたが、政府が6月14日までスポーツイベントの開催を禁止したため、早くても15日以降に。
●チャンピオンズリーグ
UEFAは、クラブ団体のECA(ヨーロッパクラブ協会)、各国リーグ機構との話し合いで、8月8日の再開で調整に入ったようだ。
スペイン『AS』紙によれば、8月8日に再開し、準々決勝と準決勝は通常のホーム&アウェーを取りやめて一発勝負、そしてベスト4に勝ち上がった4チームを決勝の開催地イスタンブールに集め、準決勝と決勝を行うことで、UEFA、ECA、各リーグ機構の三者が合意したという。最終決定にはUEFA執行委員会の承認が必要で、同委員会は6月17日に開かれる。
チャンピオンズリーグは、ラウンド・オブ16の途中で中断し、マンチェスター・シティ対レアル・マドリード(第1レグの結果は2ー1)、リヨン対ユベントス(同1ー0)、バイエルン対チェルシー(同3ー0)、バルセロナ対ナポリ(同1ー1)の第2レグが未消化のまま。アトレティコ・マドリード、パリ・サンジェルマン、アタランタ、RBライプツィヒはベスト8進出を決めている。
一方、同じようにラウンド・オブ16の途中で中断しているヨーロッパリーグは、8月6日の再開を目指している。