■モンテレイからダラスへ、夜行バスで渡るリオ・グランデ川
今年、僕が越えた国境河川はアメリカ合衆国とメキシコ合衆国の間を流れるリオ・グランデ川でした。
もちろん、ワールドカップの時です。モンテレイでのチュニジア戦を終えてから、次のスウェーデン戦に備えて夜行バスでテキサス州ダラスまで移動した時のことでした。
メキシコ側のヌエボ・ラレドの街を通過して、国境の橋を渡った対岸のラレド側に国境の検問所がありました。
「ヌエボ」はスペイン語で「新しい」という意味です。
かつて、テキサス州はメキシコの領土でしたが、米墨戦争(1846~48年)の結果アメリカ領になってしまいました。そこで、リオ・グランデ川の北側のラレドの街に住んでいたメキシコ人たちは、対岸のメキシコ領内に新しい街をつくりました。それが、ヌエボ・ラレドです。
現在、ヌエボ・ラレドには貧困や迫害を免れるためにアメリカに入ろうとする中南米諸国からの人たちが多数滞留していて治安も悪化しているそうです。しかも、トランプ政権になってからアメリカへの入国は一層難しくなっており、リオ・グランデ川を泳いで渡って密入国を図る人も多いようです。
















