■横浜FMの泣きどころ

 ミッドウィークでのケガが心配な選手が、他にもいる。横浜F・マリノスの知念慶である。

 レオ・セアラが得点ランクトップなら、知念はデュエル王。名古屋グランパスの稲垣祥と並ぶ35度のデュエル勝利数を誇るのだ。

 だが、そんなタフなMFが前節、負傷でピッチを後にした。足を痛めたのは相手との接触のない場面でのことであるだけに、軽い負傷ではないのではないかとの疑念はさらに増す。

 横浜FMと言えば、鹿島と同じくオリジナル10の中でJ2降格したことがないクラブ。ともに力強く戦ってきた名門ながら、今回の横浜FMでは鹿島と違い、知念が離脱となると影響は大きそうだ。

 今季、復活に向けて歩み出したかに見えた横浜FMだが、リーグ戦ここ3試合は勝利がない。その3試合に共通するのは、知念の不在である。

 第9、10節と、知念は交代出場だった。そして今回は負傷により開始6分で交代を強いられた。その結果、3試合連続でドローに終わっているのだ。

 そして今回、対戦するのは名古屋グランパス。前述のとおり、知念と並ぶデュエル王の稲垣を擁するチームだ。稲垣は今季ここまでリーグ戦全試合フル出場で、総走行距離のデータでも、リーグトップのヴィッセル神戸MF井手口陽介と0.1km差の118.2kmで2位につける。名古屋に傾きそうな中盤での争いが、勝敗に直結する可能性は十分にある。

 昨季の対戦でも、互いにホームで勝利を挙げたこのカード。今回もホームの名古屋が笑うことになるだろう。

 後編では、シビアな戦いが続く残留争いの変化に目を向ける。

(2)へ続く
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