■台北から香港へ飛んだ韓国代表のタフネスさ

 一方、韓国は、2月のアウェイ戦に続いて4月にフィリピンとのホームゲームを行い、3-0で勝って最終ラウンドに進出した。その相手は、日本と北ボルネオ(現在はマレーシアの一部)の棄権により1試合も戦うことなく最終ラウンドに進出した中華民国である。

 だがこのラウンドの試合日程はなかなか決まらず、結局、初戦は8月26日にソウルで、そして第2戦は9月2日に台北で行われることになった。

 香港で開催される「決勝大会」の開幕が9月1日。その4つの出場チームのうちひとつが決まるのが翌9月2日なのである(!) 幸いなことに、台北と香港間は約800キロ、東京から山口県までの直線距離とほぼ同じで、当時のプロペラ機でも2時間半から3時間で飛ぶことができた。ホームで2-0、台北で2-1と連勝した韓国代表は、翌9月3日には香港に到着することができた。

 出場チームのうち予選をプレーしたもうひとつのチームが南ベトナムである。3月と4月にカンボジアと対戦して2戦合計11―5で第1ラウンドを突破すると、5月の第2ラウンドはマラヤと対戦し、ホームで4-0、アウェイも3-3とし、最終ラウンドに進出した。相手はシンガポールとタイの棄権で戦わずにここまできたインドネシア。しかし4戦で18ゴールという南ベトナムの攻撃力を恐れたのか、これも棄権してしまった。

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