■仙台はJ2でもっとも安定感のあるチーム
J1昇格の目安は、試合数の倍と言われる。10試合終了時では、勝点20になる。今シーズンのチームでこれをクリアしたのは3チームだ。7勝2分1敗で勝点23のベガルタ仙台、5勝5分で勝点20のRB大宮、それに6勝2分2敗で勝点20のアルビレックス新潟である。
森山佳郎監督(58歳)が就任3年目を迎えた仙台は、2節から9戦負けなしと好調だ。7節から今節までは4連勝を飾っている。
10月11日の10節は、モンテディオ山形とのみちのくダービーだった。ここまでチームトップの5得点をあげているMF中島元彦(27歳)がメンバー外だったが、代わって左シャドーで起用されたMF浅倉廉(25歳)が決勝点をゲットした。藤枝MYFCから加入した浅倉が、シーズン初先発で結果を残した。
左ウイングバックで9試合連続フル出場を続けてきたDF石井隼太(25歳)もメンバー外だったが、MF相良竜之介(24歳)がシーズン初先発を果たしている。前節の磐田戦で決勝弾をマークしたドリブラーは、守備のタスクも果たしながら質的優位を生み出していた。
浅倉は藤枝の主力だった選手で、即戦力としての補強だった。相良は昨シーズンまで攻撃を支えてきたひとりである。その彼らをベンチに置いても勝利をつかめるところに、仙台の強みがある。さらに言えば、キャプテンのCB菅田真啓(29歳)も、8節までは控えメンバーだった。井上詩音(26歳)の負傷で9節から先発に名を連ね、守備陣を統率している。
ここまで失点「8」はリーグ最少で、被シュート総数もリーグ最少を誇る。守備からゲームを構築し、交代カードは守備、攻撃ともに豊富だ。現在のJ2でもっとも安定感のあるチームと言って差し支えないだろう。








