■スタッツが裏づける富山の好調
26/27明治安田J2リーグは、10月11日までに10節を消化した。全38試合の4分の1強を終えたシーズン序盤を総括する。
J2は「魔境」や「戦国」などと言われるが、今シーズンも混戦模様だ。多くの驚きに包まれているなかで、カターレ富山が好スタートを切った。
富山は25年シーズンを残留圏ギリギリの17位で終えたが、J2・J3百年構想リーグを2位でフィニッシュすると、26/27シーズンも5勝3分2敗の勝点18で4位につけている。3-4-2-1を基本システムとしてポゼッションスタイルを志向し、パス総数でリーグ首位を快走しながら、チャンスクリエイト総数、シュート総数、クロス総数などでリーグ1位につけている(データは9節終了時点のもの、以下同)。ボール保持を相手への脅威につなげているのだ。ショートカウンター、ロングカウンターも効果的に織り交ぜている。
同時に、1対1の勝利総数で首位に立つ。1試合平均の被シュート総数はリーグ最少3位で、ファウル総数はリーグ最少4位だ。守備面でもハードに、かつクリーンに戦うことができている。
韓国代表としてワールドカップに出場し、J1のヴィッセル神戸で主力を務めたチョン・ウヨン(36歳)が、百年構想リーグから中盤を支えている。その彼が7節からメンバー外となっているなかで、チームは勝点を重ねている。シーズン開幕前には選手層に不安があるとの評価もあったが、ここまでのところは選手の入れ替わりがあってもチームのクオリティを維持できている。
10月17日の11節で6位の湘南ベルマーレ、同21日の翌12節では2位のRB大宮アルディージャと激突する。上位との連戦で勝点を上積みできれば、チームはさらなる勢いをつかむことができる。







