■「完璧だった」佐野海舟が支えた守備重視の布陣
――今回はアジアカップを見据えながらの4バックだったかと思います。
後藤「そうなんだろうけど、アジアカップですぐに使えるかとなると、かなり難しいと思う。だって、年内に強い相手とあと2試合(11月14日ブラジル代表、11月17日パラグアイ代表)やらないといけないんだから、もう一度4バックを試せる機会があるかどうか」
大住「起用された選手から考えれば、3バックのときよりも守備的な4バックだったよね。たとえば伊東純也と堂安律を両サイドバックにしたら、攻撃的だったと思うけど(笑)」
後藤「終盤には本当に、伊東がサイドバックになっていたけどね」
大住「そうだったね。選手のいろいろな使い方があって、今回はわりと守備安定型だったと思う。右サイドバックで先発した中野就斗は積極的に走っていたけど、左サイドバックに入った鈴木淳之介は、後ろから前田大然をサポートする形が多かったからね。すごく良いポジションを取ってはいたし、いろいろなことができるようになっているのは間違いない。ただし、それも佐野海舟がいてこそ、かな。佐野は守備に移るとボールを奪いまくり、取った後はちゃんとつなぐし。ほとんどミスがなかったよね」
後藤「今回の4試合を通じて、佐野は完璧だった。本当にすごい選手になっちゃったよ」
大住「世界的にも、あれほどの選手はそうそういないと思うけどね。どうしてあまり評価が高くないのか分からない(ドイツの移籍情報サイトが発表した推定市場価格のデータ上では、約18億円の大幅な下落、約71億円へと引き下げられた)。サイズがないのが気になるのかなあ」
後藤「出ずっぱりでプレーできるし、ケガもしないし(所属するドイツ1部マインツで2年連続で全34試合に先発出場)」
大住「完全にチームの中心だよ。彼がいることによって、前にいる堂安律や久保建英も活きる、っていう感じかな。だから、チーム力としてはすごくこの4試合で上がったとまでは言い切れないかもしれないけど、うまくチームづくりが進んだと思うけど」

























