サッカー日本代表の「新たなる章」が幕を開けた。ワールドカップ後初となる親善試合を戦い、強豪ウルグアイ代表を相手に3-1で勝利。アジアカップまで指揮を執る森保一監督の下ではあるものの、確かな「新陳代謝」の息吹を感じさせる新たなスタートだ。その激闘から何が浮かび上がり、今後への道が見えてきたのか。ベテラン・サッカージャーナリストの大住良之と後藤健生が、選手を疲弊させるAFCのスケジュール問題に怒りの声を上げつつ、世界基準のポテンシャルを秘めた「Jリーグ組の逆襲」について熱く語り合う。【第7回/全7回】
■「晩節を汚すだけだよ」 森保ジャパンの最強メンバー起用への強烈な違和感
――アジア大会に出ているU-21代表の話をうかがいましたが、次は11月の活動でフル代表に呼ばれたり、アジアカップで抜てきされるといいですね。
後藤「本来なら、今度のアジアカップはそうやって若手を引き上げるために使いたい」
大住「そうだよね。本当はそうすべきだよね」
後藤「しかも、大岩剛監督の下でね」
大住「いいチャンスだもんね」
後藤「そのほうが選手たちの意欲にもつながると思うし」
後藤「勝っても負けても、後々の財産になるからね。退任が決まっている森保監督の下、最強メンバーで臨んで負けたら、何にもならない。むしろ、森保ジャパンの晩節を汚すだけだよ。森保一監督を留任させたのは、アジアカップ優勝したいからなんでしょ。けっこう大変な仕事だよ。半年間でチームをまとめて、マンネリにならないようにして、結果を出すなんて…。AFCのスケジューリングは、本当に罪つくりだよね。なんでワールドカップの半年後にアジアカップやらなきゃいけないのか」
大住「奇数年の開催にしたのは、欧州選手権とぶつからないようにという配慮から。さらに、サウジアアラビアやカタールで開催するとなると、冬の開催になる」
後藤「どうせ1月にやるなら2028年の1月にすれば、欧州選手権とかぶらないんじゃないのかな」
大住「そうなんだけどね。でも僕は、欧州選手権もコパ・アメリカだけではなく、地域連盟選手権は放映権収益なんて気にしないで、同じ時期に開催すべきだと思う。そうしたら、選手だって、クラブで肩身の狭い思いしないで済む」


































