サッカー日本代表のメンバーが発表された。ワールドカップを終え、本来なら次なる4年へ向けた「新生」日本代表がスタートするはずだが、発表されたリストを見て愕然とした。そこに刷新感はまったくない。なぜ新たな血を入れないのか? なぜ異例の「半年契約延長」なのか? 期待よりも疑念が渦巻く代表の現状を、サッカージャーナリスト後藤健生が一刀両断する。【第1回/全3回】
■31人の大所帯招集と、代表監督を喜ばせる「インターナショナルマッチウィークの変更」
キリンチャレンジカップおよびキリンカップに向けた日本代表のメンバーが発表され、今回は31人の選手が招集された。
従来、秋には9月、10月、11月にFIFAのインターナショナルマッチウィークが設定され、それぞれ2試合ずつが行われていたが、今年から秋の同ウィークは2度に統合され、9月から10月にかけて国際試合が4試合組まれることになった。
日本代表も2つの大会で4試合を戦うのだから、31人の大所帯の合宿でも多くの選手に出場機会を与えることができるだろう。
ヨーロッパのクラブに所属する日本代表選手にとっては、国際試合のたびに日本までの往復移動は大きな負担となっていた。その移動が1回分少なくなるのだから、日本やオーストラリアのようにヨーロッパから離れた国の代表選手にとってはありがたいことと言える。
また、従来のスケジュールでは移動を経て全員が集合してすぐに、時差調整を終えないまま最初の(木曜日の)試合に臨まなければならず、翌週火曜日2試合目を終えたらすぐに解散になってしまうので、実質的なトレーニングに当てる時間はほとんどなかった。
それが、今回のように2週間弱にわたって活動できるようになれば、移動と試合の間にトレーニング・セッションをこれまでより多く設定することができる。代表監督にとっても、うれしい変更だろう。
従って、今回のように31人もの選手を集合させてラージグループをつくるというのは良い選択だったと思う。



































